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肺癌手術後の放射線療法に
化学療法を追加しても明らかな効果がでない。


(訳者注:2004年6月現在、有効という報告も散見される)


NCIの許可を得て翻訳した情報。 | ホーム |


(記載2000年10月26日)
手術可能な非小細胞肺癌患者さんにたいして、化学療法/放射線療法併用と放射線療法単独で比較した、大規模な無作為研究によると、放射線療法に化学療法を加えても生存期間を延長しません。この新しい知見は2000年10月26日に、ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディシン(New England Journal of Medicine)に掲載されます。

ニューヨークのベス・イスラエル医療センター(Beth Israel Medical Center)のスティーヴン・ケラー(Steven Keller)によって施行された臨床研究に、越えていないが、近くのリンパ節に拡がった肺癌患者さん488人が登録された。全員が、すべての可視腫瘍を完全に切除する手術を受けた。患者は2つのグループに分割され、1つのグループは放射療法と同時に化学療法薬シスプラチンおよびエトポシドを受け、他方のグループが放射線を単独で受けた。

併用療法を受けた患者さんは、中間生存期間は38か月で、放射線療法を単独で受けた患者は39か月であった。さらに、全体の生存期間とおよび再発率は2つのグループにおいて類似していた。

編集員のアイルランド、ダブリンのMater病院のDesmond N. Carney, M.Dとデンマークのコペンハーゲンのフェンセン・センターのHeine H. Hansenによると、この研究は、非小細胞肺癌に対する外科手術後の、つまり追加化学療法研究している多くの研究の中で最新である。彼らは、ほとんどのこれらの臨床研究が化学療法による利益を示しておらず、肺癌のほとんどが完全に切除された肺癌患者においては「追加化学療法を標準治療と考えてはならない」としている。

しかしながら、手術前と、手術後の他の治療や新しい種類の化学療法が現在臨床試験中であり、恩恵がある判明するかもしれない。これらの臨床試験への参加は、患者に対する重要な選択肢であり、またCarneyおよびHansenは「臨床試験を非小細胞肺癌の治療が進歩するように奨励されるべきである」と述べている。


2000.10版 2003.6:翻訳:秋葉 直志