小細胞肺癌の治療

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限局期 小細胞肺癌

標準

  1. 以下の化学療法の1つと胸部放射線療法(著効例に対する全脳照射を行うか、行わない)。以下の薬剤は同様の生存期間です
    EC:エトポシド+ シスプラチン+4000-4500cGy胸部放射線療法( 3、7 )
    ECV:エトポシド+ シスプラチン+ ビンクリスチン+4500cGy胸部放射線療法(5)
  2. 特に肺機能低下あるいは全身状態不良な患者さんで多剤化学療法(著効例に対する全脳照射を行うか、行わない)
  3. 病期I患者さんのための、化学療法、または化学療法および胸部放射線療法に引き続いた外科的切除(著効例に対する全脳照射を行うか、行わない)(16-19 )

臨床試験として

限局期小細胞肺癌に対する積極的な臨床試験評価分野
新薬治療、現在薬剤の投与の工夫、原発巣の外科的切除、新しい放射線療法計画および方法(例えば、3次元の治療計画)、および胸部放射線療法時期の分野を含む(27-29)

進展期 小細胞肺癌

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標準

1.次の組み合わせを用いた多剤化学療法の1つで、著効患者さんに対する全脳照射(PCI, prophylactic cranial irradiation)を併用するか併用しない

以下の療法により同様な生存期間結果がでます

CAV:サイクロホスファミド+ ドキソルビシン + ビンクリスチン (24、25)
CAE:サイクロホスファミド + ドキソルビシン + エトポシド(26 )
EPまたはEC:エトポシド+ シスプラチンまたはカルボプラチン (27と28)
ICE:イフォスミド + カルボプラチン + エトポシド(29) 

以下の治療は、同様な生存期間結果を生み出すけれども、それほど徹底的に研究されていないか、または使用頻度が少ない

サイクロホスファミド + メソトレキセート+ロムスチン(30)
サイクロホスファミド + メソトレキセート+ ロムスチン+ ビンクリスチン(31)
サイクロホスファミド + ドキソルビシン + エトポシド+ ビンクリスチン(32)
CEV:サイクロホスファミド + エトポシド+ ビンクリスチン(33)
単剤療法エトポシド(19)
PET:シスプラチン+エトポシド+ パクリタキセル(34)

2.化学療法により急速に症状が緩和されそうにない転移部位、特に脳、硬膜外、および骨転移部位に対する放射線療法

3.以前に標準化学療法によって治療された患者さんにおいて、効果的な新しい薬剤の識別は難しい。なぜなら、薬剤の効果は、知られている効力でさえ、以前に未治療であった患者さんより低いからです。このことより、内科的に安定している進展疾患を持つ患者さんは、評価中の新薬で治療し、もし反応がないなら、早期に効果がでるように標準的治療に切り換えて治療するという提案があります(34)。このような戦略は、進展期患者さんが慎重に選ばれる限り、生存期間は最初の標準治療の生存期間と同等であることより、実現可能であることが明らかにされました(35-37)。各種の他の戦略は、他の腫瘍や前臨床期小細胞肺癌モデルの、新薬の効果によって、または類似薬の効果によって提案されました(38)。さらに評価を受けている効果的な単剤は、パクリタキセルとトポテカンがあります(39、40)。

臨床試験の評価中

進展期小細胞肺癌での積極的な臨床評価の分野は、新薬の治療、高容量dose intensity、別の薬のスケジュール、および高容量high-dose化学療法の評価を含みます。進展期の長期の多施設研究分析による、有効率またはより強い化学療法治療による生存期間の改善があるという一貫している証拠は示されませんでした(41)(証拠レベル:1iiA)。

再発 小細胞肺癌

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治療選択肢

  1. 姑息的放射線療法(11)
  2. 救助的(salvage)化学療法は、以前に標準化学療法に効果のあった患者さんにいくらかの症状緩和の利点をもたらします(2、4-8)
  3. 気管支内レーザー療法、気管支内ステントおよび/または気管支腔内照射による局所症状の緩和(9、10)
  4. 第I相あるいは第II相の臨床研究。

再発小細胞肺癌患者さんのための臨床研究についての情報はPDQ(Physican Data Query)またはキャンサーネット(http://cancernet.nci.nih.gov/)を参照してください。

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(2000.6改定版 翻訳:秋葉 直志)