胸腺腫(きょうせんしゅ)
簡単な説明
患者さん用情報
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前胸部の胸骨の裏に胸腺(きょうせん)と呼ぶ臓器があります。胸腺腫は胸腺から発生した腫瘍(しこり)で、がん(癌)の一種です。 胸腺腫は、胸腺の周囲で増大し、遠くに転移することはあまりありません。周囲との関係や転移の有無によって病期が変わり、手術の方法や難易度が変化するので、検査が必要です. 胸腺腫はあまり症状は出しません.健康診断や病院で偶然にレントゲンで異常を指摘されて驚く場合が多く見られます. 胸腺腫は以下のように分類されます。
1.について 非浸潤性胸腺腫は以前は良性胸腺腫と呼ばれていました。 非浸潤性とは、胸腺腫が皮に包まれて限局している。つまり、心臓や肺に噛み付いていないと言う意味です。これは早い時期の胸腺腫で、手術でほとんど治ります。 2.について 浸潤性胸腺腫は以前は悪性胸腺腫と呼ばれていました。しかし、現在は胸腺腫はすべてがんの一種と考えているので悪性(がんである)の言葉は使いません。 浸潤性とは、皮や周囲の心臓や肺に噛み付いていると言う意味です。非浸潤性より進行した胸腺腫です。 3.について 胸腺がんは、今は胸腺腫とは違う病気に分類しています。しかし、胸腺腫の性格の非常に悪い種類と理解すると分かり易いです。
心臓や骨の為に大きな病変しか指摘できません.
CT(コンピューター断層撮影)検査があります.これは胸腺腫の場所や形や広がりを見るのに役に立ちます.また周囲臓器との関係を考えるのに役にたちます。
胸腺腫の周囲との関係や広がりを見るのに役に立ちます.また、内部に液体がたまっているかどうかが評価できます.
CT検査やレントゲン検査や超音波検査を行って,病変を直接見ながら肺に外から針を刺す検査です.顕微鏡で調べるための病変を取ることが目的です。局所麻酔(歯医者さんで受けるような一箇所の麻酔)が必要です.
進行していて手術で取りきれない、かつ上記の検査で診断がつかない場合に行います。全身麻酔が必要です。胸腔鏡検査は胸に小さな穴をあけて行う内視鏡手術で、通常の手術よりも痛みや傷が小さくてすみます。
手術や治療を行う前に行います。肺活量、心電図、採血(肝機能、腎機能)、検尿などがあります。 胸腺腫の治療方針の原則は手術です。ときには放射線や抗がん剤を使用することもあります。 胸腺腫の手術は肺の胸腺全体と周囲の脂肪を切除することです.手術は胸の前面の皮膚を縦に切って、胸骨を縦割し、左右に開いて病変に達して行います。皮膚に小さな傷をつけて行う胸腔鏡(きょうくうきょう)手術という方法がありますが、不完全な手術になるのであまり使用されません。 |
(文責 秋葉直志)